歴史

冒険の精神とは?

それは他者が避けようとする道を選ぶこと。挑戦し続けるために、自身の能力を信じ、問題や危険に立ち向かうこと。冒険の精神はあなたを遠くまで連れて行ってくれる、時には思っているよりも遠くに。Old air-cooled boxerに乗りアドリア海岸からインドまで。さらにカイロからケープタウンまでアフリカ横断。あるいはR120G/Sキットを使ってBMW R 1200 GSを解体し、ニューヨークからブエノスアイレスまで。



ファビオ・マルカッチーニにとって冒険の精神はアフリカの文化が深く根付いたものである。それは絶えない好奇心によって起こる突風のように。彼が初めてパリダカールに参戦した1987年、イタリア、リミニの人々は黒い大陸でレースがあることを雑誌で知った。インターネットや人工衛星機能のある携帯電話はSFの世界のものだった。砂漠など遠い蜃気楼の中の存在だった。マルカッチーニはイタリアのチームの一員としてヨーロピアン250チャンピオンシップのレースで走らなくてはならなかった1年前までは、アスファルトのレースサーキットしか知らなかったのだ。





現在彼は、ユニットガレージで情熱と仕事を一つにしている。

工業デザイナーのミッシェル•ヴェストックと共に、リッチョーネの丘の上にある小さな村、サンクレメントで特別な部品やキットを創り出している。彼らの仕事は世界中から高く評価されている。

始めは技術に対しての情熱とライダーとしての経験から生まれたこのプロジェクト、そして確かなスタイルと素材や細部への丁寧な選択へ。
数年後、ユニットガレージは独自のバイクをカスタムしたい専門家やファンのための基礎となるに違いない。



 

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